先日勤務先の回覧物の中に「家はスマホで買う時代」という広告を発見しました
えーそうなの?と興味がわきましたので、少し調べてみました
ジブンハウス
Google先生に聞いてみると、「家はスマホで買う時代」という広告を打っているのは、東京にある「ジブンハウス」というハウスメーカーです
規格住宅を販売するハウスメーカーですが、次の特徴を謳っています
なお、規格住宅とはあらかじめ用意されたプラン(間取り)をもとに、好みの設備やデザインを選んで建てる住宅のことです
- 打ち合わせが少ない
- VRで内覧できる
- いつでもリアルタイムに
ジブンハウスさんのホームページには、この3つを特徴としています
打ち合わせは、スマホで行い、内覧もVRで行うため「スマホで買う」ということなのでしょうね
また、価格もリアルタイムでわかるそうです
規格住宅って建売住宅と何が違うのかな?と思ったのですが、建売住宅が土地付きで完成した家を買うのに対し、規格住宅はいくつかのプランから選べ、オプションもあるため自由度がある、と言うことですね
ジブンハウスさんのホームページを見ると、かなりの商品ラインナップがあることがわかります
この中から、自分のお気に入りを見つけることになります
家の性能
それでは、家の性能はどうでしょうか?
- 耐震性
ジブンハウスの独自規格という書き方をしているので、耐震等級がわかりません - 耐熱性
断熱等性能等級4
4地域 UA値=0.75以下、5-7地域 UA値=0.87以下 - 気密性
ホームページに記載はありませんが、他のブログにC値=0.2 という記載があります
ただし、n=1とあるので信ぴょう性は? - サッシ
Low-Eペアガラス(アルミ樹脂複合サッシ) - 換気
24時間換気システム
耐熱性をしっかり謳ってあるので、好感は持てますが、断熱等性能等級4というのは、最低限のレベルはクリアしている、というレベルです
サッシはアルミ樹脂複合サッシなので、3地域では冬に結露しますよ
まあ、コストダウンのためには仕方がないところですね
換気は「24時間換気システム」と記載されていますが、説明図を見ると第3種換気に見えます
換気システムの詳細は、こちらの記事をお読みください
買いますか?
私は買いません
理由は、次の通りです
- 性能が良くない
- VRではなく、現物をしっかり見たい
暖かい地域に住んでいるならこの性能でも十分かもしれませんが、私が住んでいる地域は4地域と言えどもマイナス10℃になる寒い地域です
耐熱性能にはこだわってしまいます
VRは便利だとは思いますが、触った感覚や空気感がわかりません
やはり最終的には現物をよく確認したいですね
ジブンハウスさんは、家づくりにかける時間が取れない、ハウスメーカー営業とのやり取りが面倒くさい、という若者世代をターゲットにしているそうです
坪単価も30-50万円というローコストですので、若くて家を建てたい、住んでいる地域も温暖である、という方には選択のひとつになるかもしれません
私も家づくりには、かなりの時間をかけました
打ち合わせも何十回と行いましたが、今となっては良い思い出です
一生のうちでおそらく一番高価な買い物になりますので、いくら時間をかけてもよい、という私のようなタイプの人間には不向きなハウスメーカーかもしれません
まとめ
- 「家はスマホで買う時代」は「ジブンハウス」さんの広告でした
- 「ジブンハウス」さんは、規格住宅を販売するハウスメーカーです
- スマホで完結する販売形態をとっています
- 家の性能は、最低限レベルをクリアしています
- 私には合わないメーカーですが、若者には選択の一社となる可能性があります
今回の記事を書く中で、家も自動車を買うような感覚で購入する時代になってきたのかな、と思いました
自動車は、カタログの中から写真やスペックを元に自分の好きな車を選んで購入します
最終的には、試乗をして決めると思いますが、試乗する時間が取れないときは、試乗せずに購入する方も多いのではないでしょうか
私は過去に試乗せず購入して失敗した経験があるので、必ず試乗しますが、家の購入も建築事例の現物をたくさん見た方が良いと考える派です
いくら忙しくても、家の購入には時間をかけたいと思うのですが、その考えは古いね!なんて言われてしまう時代になっているのかな
本日はここまでとします
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました
では、また!