家の仕様

勾配天井で後悔しないために

ねこちゃん
ねこちゃん
勾配天井に憧れるんだけど、実際のところどうなの?
いぬくん
いぬくん
我が家は勾配天井にしました
最高だよ!

我が家は平屋です
リビングの空間を広くするために、勾配天井を採用しました
勾配天井にすると一口で言っても、考えなければならないことが色々あります
今回は「勾配天井で後悔しないためにはどうすればよいか?」を解説します

勾配天井とは何か?

読んで字のごとし、勾配を付けた天井です

平屋の天井や2階リビング等屋根の形状を生かして勾配を付けた天井にし、空間を広く見せるプランのことを言います

開放感が出ることが一番のメリットですが、梁を出したり、天井を板張りにしたり、デザインを工夫することで唯一無二の家を作ることができます

我が家は平屋ですが、リビングの開放感を出すために、リビング部分を勾配天井にしました
また、梁を出したくなかったので、登り梁を採用し、リビングの空間には何もない状態を作りました

登り梁普通、構造用の梁は床と水平に天井部に設置されます
その梁を見えるようにして、木の作りを楽しむデザインをよく見かけます
私も最初は梁を出して、それを楽しもうと思っていたのですが、それよりも開放感がある方がよいと考えを変え、登り梁を採用しました

写真の太い梁が屋根の形状に沿って伸びているのがわかりますか?これが登り梁で、これにより耐震強度を確保します
登り梁の材料費だけで9万円弱かかりましたので、好みのデザインを採用するということはお金もそれなりに払わなければならないということですね

勾配天井にするということは、その部屋の空間体積が増えるということです
すなわち、冷暖房費もかかるのではないか、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、高気密・高断熱住宅であれば全く問題ありません
ここにも高気密・高断熱住宅のメリットがありますね

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レッドシダー1また、天井にはレッドシダーを貼ってもらいました

レッドシダーとは「米杉」、アメリカ産の杉のことですね

色の濃淡が幅広く、写真のようにおしゃれな天井にすることができます

天井は、内壁と同じ仕様の白い塗装壁にしようと思っていたのですが、他の家の完成見学会で見たレッドシダーの天井が気に入り、同じものを使いました

レッドシダーは色々な色があり、それがうまく配置されていますが、その貼り方にコツがあるのか気になったので、聞いてみました
「貼り方にコツがありますか?」、答えは「適当だよ」だそうです

あまり考え過ぎると貼れなくなってしまうため、手に取った材料を適当に貼っていくそうです(本当かどうかはわかりません)
聞くんじゃなかった。。。

さて、とてもおしゃれな仕上がりになりましたが、お値段はかなり高いです

床がウォールナットの濃い色のため、天井がレッドシダーでリビングが暗くなるかな、と心配したのですが、出来上がったリビングは暗いどころか、とても洗練された空間になりました

お値段にぶーぶー言っていた奥様も満足したようです

ちなみに、コマツ住研さん曰く、レッドシダーは品薄になっているため、入手が難しくなり、貼りにくくなるとのこと
希望する場合は、早めにお願いした方が良いかもしれません

勾配天井のデメリット

勾配天井を採用するにあたっては、そのデメリットも理解しておかないと、後悔することになります

勾配天井にすると設置できる照明が限られます
普通のシーリングライトはつけられません(勾配天井用のシーリングライトもありますが、明るさが不足するんじゃないかな、と個人的には思います)
勾配天井用のダウンライトかペンダントライトを採用することになると思いますが、いずれもメンテナンスが難しくなります

レッドシダー2我が家は、勾配天井用のパナソニック製ダウンライトを付けました
パナソニックのダウンライトはLED球だけの交換ができます
これだけ高い天井の交換が自分でできるかわかりませんが、三脚さえあればなんとかなるような気もします
LED球交換時にどうするか悩むことにします(LED球交換は早くて10年後、しかしそのころ高いところへ上ることができる体力が残っているのだろうか?と不安ではあります)

また、勾配天井の特徴を生かすために、間接照明を付けました
カーテン上から天井に照明を当てるようにし、天井を照明することでリビング全体を明るくするものです
この手の照明は、照度が可変できるタイプがオススメです
気分や用途によって明るさは調整できた方がいいですよ

このダウンライトや間接照明の具体的な機種については、前の記事に書きましたので、そちらを参照してください

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この間接照明は、実生活の中で使うのか心配でしたが、今のところよく使います
というか、便利に使っています
ダウンライトでは暗いなと感じるときに、間接照明をつけると、とても心地よい明るさになるからです

まとめ

勾配天井にしてよかったな、と持っていますが、思ったよりもお金がかかったのも事実です

特に、レッドシダーの天井はびっくりするくらいのお値段でした

デメリットをよく理解しておかないと、やるんじゃなかった、と後悔することになると思います
高価な買い物ですので、よく検討して、笑顔でよかった、と言えるようにしましょう

また、勾配天井やレッドシダーの天井にマッチする壁紙選びも重要ですね
壁紙については、こちらの記事を参照してください

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今回は、ここまでとします

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました

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