雨樋はつけるものです
しかし、本当に必須でしょうか?
もちろん、大きな屋根には雨樋をつけないと、雨落ちのいたずらで周囲が汚れたり、水浸しになったり、大変なことになります
しかし、玄関ポーチの屋根はそれほど大きくないため、雨樋は必要ないのではないか、と私は考えました
今回は「玄関先に雨樋をつけない」というお話をします
雨樋をつけるメリットとデメリット
雨樋をつけるメリットは、雨が地面に落ちることなく、雨を浸透桝へ回収できるため、水はね防止や浸水を防止できるということです
デメリットは、メリットの逆で、雨が地面に落ちることで、水はねによる汚れや浸水があるということです
我が家は玄関ポーチの屋根を大きく前へ出しました
玄関ポーチへスロープを設けたため、その雨除けとして軒を深くしたのです
軒を深くしたため、屋根から雨樋を下すと、雨樋がかなり長くなり、見た目が悪くなってしまいます
玄関は、家の顔ですので、見た目が悪いのはちょっとなあ、と思い、なんとか雨樋をつけない方法を考えました
雨樋をつけないと、上記デメリットが生じますが、言い換えれば、このデメリット対策をすれば問題ないわけです
早速、デメリット対策を考えました
デメリット対策
要は、雨がびしゃびしゃ地面に落ちなければよいわけですね
その対策を考えました
鎖樋の設置
みなさんは、鎖樋って知っていますか?
よく、お寺で見かけますが、樋に集まった雨が鎖を伝わって地面に落ちるやつです
これならば、屋根の1か所から地面へたらすだけで良く、雨樋の配回しで家のデザインが崩れることはありません
鎖樋を設置しようと思い、色々調査する中で、とってもかっこいい商品を見つけました
新築に当たり、東京にあるいくつかのショールームを見学していた時に、新宿パークタワーにある「リビングデザインセンターOZONE」という施設が目に留まりました
新宿パークタワーは、新宿JR駅南口から西へ歩いて15分くらいのところにあり(新宿ワシントンホテルの少し西へ行ったところ)、3-7Fに色々なショールームがあります
これらのショールームを見学していたのですが、その中に、瀬尾製作所のショールームを発見しました(7F)
瀬尾製作所は、富山県高岡市にある金属製品製造販売の会社ですが、ここの鎖樋がかっこいいのです
さすが金属加工のプロだなと思います
高級感あふれる外観で、雨の落ちる様子と雨音はすばらしいものがあります
実際はこんなにきれいではないとは思いますが、私の物欲を刺激しました
ホームページやYouTubeを見ると、雨が落ちる動画を見ることができますので、興味がある方は覗いてみてください
きっと私が惹かれたのが理解できると思います
コマツ住研さんへ、この鎖樋をつけたいと相談したのですが、次の問題が上がりました
1) 信州では冬の冷え込みが厳しいため、鎖樋は「つらら」になってしまうからオススメできない
2) この商品は10万円程かかる、雨樋にこれだけのお金をかけますか?
「つらら」は我慢するとしても、10万円の出費は大き過ぎます
もう少し安くて同じような商品がないか調べましたが、気に入ったものは見つかりませんでした
いくら鎖樋が良いからと言っても、安っぽいものは採用できません
鎖樋の採用はひとまず保留とし、他の対策を考えることにしました
雨落ちの工夫
コマツ住研さんから、雨樋をつけずに雨落ち部に砂利を敷くとか工夫してはどうですか?と提案を受けました
砂利を敷けば、雨による地面の削れが起きないため、周囲の汚れは発生しませんし、排水をうまくすれば、水浸しになることも避けられます
色々考えた結果、雨落ち部にU字溝を設置し、その中へ砂利を入れることにしました
費用を考え、この設置は自分で行いました
家を建築中、雨が降ると現場へ行き、どの場所へどのくらいの雨が落ちるのか、よく観察しました
それにより、U字溝の幅と長さを決め、ホームセンターで購入しました
穴を掘って、U字溝を入れ、写真の手前側へ少し傾斜をつけました(排水のため)
U字溝の中には、新築工事で出てきた大きめの石を入れ、最後に白い玉砂利を入れました
全工事は、1日で完成しました
費用は、材料費だけで1万円ちょっとですね
DIYとしては、結構うまくできたと満足しています
これにより、雨落ちのいたずらが防止でき、雨樋をつけなくてよくなりました
また、U字溝の周りには緑や花を植え、外構の外観もよくなりました
現在、雨の日はレインカーテンを楽しみながら、自作のU字溝を見て、にんまりしています
外構に関しては、他にもいろいろ悩みました
こちらの記事へまとめましたので、ぜひ読んでください
まとめ
1) 玄関先には雨樋をつけない
2) その代わり、雨落ち部を工夫し、雨落ちのいたずらを防止した
3) 雨樋をつけないことで、玄関先のデザインがすっきりした
4) 玉砂利やその周囲の緑や花で外構の外観も良くなった
鎖樋もよかったなあ、と今でも思います
あとからでもつけられますので、お金に余裕ができたら(当分無理ですが)、また設置を考えてみたいと思います
雨樋をはじめ家の外観をどうデザインするか、迷いますよね
家の外観を決める方法については、別の記事で取り上げましたので、そちらを読んでいただけるとうれしいです
今回はここまでとします
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました
では、また!