室内ドアをどんなタイプにするか、色をどうするか迷いますよね
私がどうやって室内ドアの仕様を決めたか解説しますので、参考になれば幸いです
我が家のドア仕様
我が家の室内ドアは、ほとんどが「LIXILのハイドア」です
「ハイドア」は、天井までドアが一枚のタイプです
下がり壁がないので、ドア周辺の空間が広くすっきり見えます
また、高級感もあります
我が家では、2か所以外は収納も含めすべてハイドアにしました
その理由ですが、コマツ住研の工法による影響が大きいです
コマツ住研では、各部屋の空気の流れをよくするために、ドアの上に写真のような穴を設けます
この穴があることで空気の流れを十分に取り、各部屋の温度を同じにすることができます
はじめてコマツ住研の家を見た時には、このドアの上の穴に違和感を感じました
デザイン上の違和感と穴があることによる音の漏れや光の漏れが気になりました
実際には、穴は内側と外側で上下がずらしてあり、光が漏れることはありません
また、穴の中には吸音材が入っており、音の漏れも抑えてあります
何件もコマツ住研の家を見ると、この穴の存在にも慣れるのですが、「ハイドア」にすれば穴を設けなくてもよいことを教えてもらいました
「ハイドア」はすき間が多いため、この穴が無くても空気の流れがスムースにできるのです
実際に「ハイドア」を見ますと、ドアの上下、内側外側はかなりのすき間があります
この空気穴を避けたかったのと、空間を広く見せたいことから「ハイドア」を採用しました
なお、「ハイドア」はすき間が多いため、音漏れがひどい、と言う記事を時々目にしますが、私は本当にそうなのか懐疑的です
音はまっすぐに進むため、ドアのすき間から漏れることは考えにくいと思うからです
音漏れについては、実生活の中で検証していきたいと思っています
色は、黒、白、グレーの3色としました
この3色がかっこいいのが「LIXIL」でした
和室は、押し入れと3枚引き戸は通常のドアで、木目調のものを使用しました
なお、「ハイドア」にするとお値段が高くなります
「ハイドア」の標準の高さは2400mmですが、我が家の天井高は2500mmなので、すべてカスタム仕様になりました
ドアって結構お金がかかるんですよね
また、クローゼットもすべてハイドア仕様にしました
クローゼットや収納部を「ハイドア」にした場合、最上段の荷物の出し入れがやりやすくなります
「ハイドア」ではない場合、下がり壁ができますので、荷物の出し入れがやりにくく、最悪の場合、最上段は使わないことになってしまいます
室内ドアを「ハイドア」にした場合には、収納部も「ハイドアにすることをオススメします
室内ドアの選び方
ドアのメーカー選び
室内ドアの種類は星の数ほどあります
その中で、好きなドアを選ぶのは至難の業ですよね
やはり、オススメは完成見学会で好きなドアを見つける方法です
完成見学会へ参加すると、いろいろなドアと出会えるはずです
建具は、工務店さんの色が出やすいと思いますので、たくさんの工務店さんやハウスメーカーの見学会へ参加することをオススメします
例えば、木製のドアが良ければ「WOOD ONE」が候補になるでしょうし、ハイドアが良ければ「LIXIL」も候補になるでしょう
また、「ハイドア」がいい、となると「WOOD ONE」には商品がありませんし、造作ドアも採用できません(「ハイドア」は造作できないと聞いています)
凝ったドアがよければ、造作ドアをオススメしますが、それなりのお値段を覚悟しなければなりません
ドアの色
これは好みによる、としか言いようがありません
ただし、ショールームや完成見学会での現物確認をオススメします
カタログだけですと、実際にできたものとかなり印象が異なる場合がありますので、あとで後悔しないよう現物をよく確認しましょう
ちなみに、LIXIL「ハイドア」の黒、白、グレーはどれもおしゃれです
とくに黒はスタイリッシュですよ
引き戸か開き戸か
我が家では使い勝手を重視し、1か所が開き戸、他を引き戸にしました
動作的に、引き戸の方が楽だからです
また、掃除が楽になるようすべて吊り戸にしました(ドアの下にレールが走らないタイプ)
引き戸の場合、アウトセットにするか、インセットにするかもよく考えた方が良いです
ドアが壁の中に入って走るのをインセット、壁の外を走るのをアウトセットと言います
(写真のドアがインセットです)
これで何が違うかと言うと、デザイン、見た目が全く違います
すっきりしたデザインにしたいならアウトセットがオススメですし、スペースを有効に活用するならインセットがオススメです
玄関前等の人の目につくドアは、アウトセットがかっこいいですね
写真のドアもアウトセットにしたかったのですが、予算の関係でインセットにしました
今になって、設計時からドアのアウトセット、インセットをもっと真剣に考えておけばよかった、と反省しています
造作ドアのススメ
もし、ドアに凝りたいのであれば、造作ドアをオススメします
仕上がりは建具屋さんの腕しだいになってしまうのですが、私が見た造作ドアは本当に高級感あふれるものでした
特に、和室に使われる造作ドアは魅力的でしたが、我が家は予算が合わず断念しました
自分で採用していないのにオススメするの?なんて言われそうですが、造作ドアは本当に良かったんですよね
玄関ドア
玄関ドアは「YKK AP イノベストD70」です
なぜ、この玄関ドアを選んだのかは、前の記事をお読みください
勝手口ドア
勝手口のドアは「エクセルシャノン トリプルシャノンIIs テラスドアN」です
気密性、断熱性からこの商品一択になります
予算があれば、玄関ドアと同じものを使うのがベストですが、勝手口ドアに20-30万円かけるのは、さすがにちょっと、ということから、エクセルシャノンのドアにしました
高気密・高断熱住宅では、勝手口だからと言って性能をないがしろにしてはいけません
手を抜くと、すべてが無駄になってしまいます
まとめ
我が家の場合、家の仕様から室内ドアの仕様が決まりました
検討当初から「ハイドア仕様」に決めていましたので、悩んだのはドアの色と引き戸のアウトセット、インセットですね
特に、玄関からリビングへ入るドアをインセット仕様にしたのですが、今でもアウトセットにした方が良かったかな、なんて思っています
みなさんは、後悔しないようによく検討してくださいね
ドアの色は、「白」で内壁と統一感を出そうと思っていたのですが、他の家の完成見学会で「黒」のドアが気に入り、我が家でも採用することとしました
「黒」は使いこなしが難しいと思いますが、我が家では使ってよかったと思っています
今回はここまでとします
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました