このシステムに興味があります!
ちょっと考察してみましょう!
先日、新聞の折り込み広告の中に私の地元の「信州ハウジング」さんの広告がありました
完成見学会の案内広告だったのですが、その家は「床下エアコンと床下換気システムの家」と書いてあり、興味がわきましたので、この内容について考察したいと思います
床下エアコンと床下換気システムの家
引用:信州ハウジングHP
特徴は次の通りです
- 冷暖房は床下エアコン
- 基礎断熱
- シロアリ対策としてタームガードを施工
- 給気は機械式で熱交換方式
- 排気は天井部から機械で床下に持ってきて、床下に排気
このシステムは、第1種換気システムで熱交換器を使うタイプです
換気システムの色々については、こちらの記事を参考にしてください
特徴的なのは、排気を床下まで引っ張ってきて、床下から排気するっていうシステムですね
これは、マーベックスの「澄家」という商品です
床面にたまりやすい埃も排気するため、きれいな空間を実現できる、ということです
熱交換器を使う第1種換気システムはよく見るのですが、床下から排気するっていうのは初めて見ました
基礎断熱とタームガードは、床下エアコンには必須の内容ですので、床下エアコンのポイントは抑えていると思います
ただし、もっと知っておくべき点もありますので、次の章でそれについては述べたいと思います
もっと知りたい点
このシステムを理解するために、次の点をもっと深く知りたいですね
- C値とUA値はいくつですか?
- フィルター掃除の頻度と交換頻度および価格を教えてください
- 天井から床下へ排気を取るのにかなりの排気量が必要ではありませんか?
- 排気用ダクトの掃除はどうやるのですか?
- この床下エアコンは、冷房にも使えるのですか?
- 夏は空気が天井まで上がらないため、換気がうまく働かないのでは?
C値とUA値はいくつですか?
効率的な床下エアコン運用や計画的な換気システムのために、気密性は重要です
この気密性を表すのがC値ですが、狙っているC値がどれくらいか、知りたいですね
もし、0.5以下でなければ、私はこの家には住みたいと思いません
また、UA値も知りたいです
以前から言っていますが、UA値がわかれば、この家の断熱性能がわかります
フィルター掃除の頻度と交換頻度
第1種換気システムであれば、熱交換器を使うのが理想と思いますが、どうしても定期的なフィルターの掃除と交換が必要になります
私は、このメンテナンスが面倒なので第1種換気システムを採用しませんでした
定期的な作業は一生付きまといますので、この辺はよく知っておきたいです
天井から床下への排気量
図だけを見ると、排気は天井から床下へ引っ張っているだけに見えます
十分な排気を取るためには、かなりの排気量がいるのではないか、と素人的に思ったわけです
排気音も気になりますが、そんな心配はいらないのか、システムの詳細をもっと知りたいですね
排気用ダクトの掃除
かなりの長さの排気用ダクトを使うイメージがあります
汚れた空気がダクト内を通るため、ダクト内も汚れるのではないでしょうか?
その掃除ってどうやるのか、知りたいですね
まあ、ダクトを使う場合は、この課題がつきまといます
床下エアコンの冷房
広告には、床下エアコンで冷暖房ができる、と書かれています
我が家の床下エアコンは、一般品なので冷房には使うことができませんが、このエアコンは床下エアコン専用機で冷房時は冷気が床下ではなく、床上に出るタイプである、という確認をしたいです
なぜ、こんな確認をしたいのかは、こちらの記事を読んでください
夏の換気計画
説明図は、冬の空気の流れを書いたものですが、夏はどうなるか心配です
夏は、冷房した冷気は床下付近に停滞し、天井まではいきません
つまり、天井から排気を運んでも換気が計画通りにはならないのではないか、と心配するわけです
我が家は、パッシブ換気システムですが、自然な空気の流れを使った換気のため、夏は換気能力が落ちます
そのため、排気用の換気扇があり、この換気扇を補助的に使うことで換気能力を上げるようにしています
夏の換気計画はそうなのか、もっと詳しく知りたいですね
まとめ
「床下エアコンと床下換気システムの家」とは、「床下エアコン」とマーベックスの「澄家」という商品の組み合わせでした
「澄家」とは、第1種換気システムの派生ですが、排気を天井部から床下へ引っ張ってくるのが特徴です
もっとよく知っておくべき点がいくつかありますので、興味があり導入を考えている方は工務店さんへよく確認することをオススメします
今回は、ここまでとします
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました
では、また!